◆男子プロゴルフツアー ASO飯塚チャレンジド 第2日(9日、福岡・麻生飯塚GC=6809ヤード、パー72)
7位で出た蝉川泰果(フリー)は11番パー3で、自身初となるホールインワンを達成した。184ヤードを7アイアンで打ち、ピン手前1メートルから2バウンドしてカップイン。「すごく好感触で打ったのが入った。入った瞬間はわからなかった。目が悪いので入ったと言われて『あ~』という感じだった」と、アマチュア時代を含めて試合では初めてのエースを振り返った。
続く12番パー5のロストボールによるダブルボギーで、流れが止まってしまった。右ラフからの残り181ヤードのブラインドの第2打。フライヤーを計算し、9アイアンで狙い通りの方向に打ったが、右過ぎた。木に当たったボールはロストボールになった。「ホールインワンしてすぐにダボが来るとは思っていなくて。次のホールもミス、ミスと止まらなくなった」と唇をかんだ。
後半はパッティングのフィーリングに苦しみながらも、69で回り9アンダー10位に残った。首位を走る金谷拓実(Yogibo)とは8打差で「追いつきたいということを考えすぎた」という。勝ちたい気持ちが強いあまり、空回りすることも。「守りながら攻めるではなく、もう攻めて攻めてになってしまっている。伸ばし合いのコースでのボギーやダボはすごく大きなミスなので。明日はそれをしないように、そして伸ばせるように頑張りたい」。波瀾万丈な一日を終え、ムービングデーへ気持ちを切り替えた。