中島啓太 涙のプロ初優勝「焦らず自分のペースでやってきたことが、優勝につながった」


プレーオフで勝利し、涙を見せる中島啓太(カメラ・谷口 健二)

プレーオフで勝利し、涙を見せる中島啓太(カメラ・谷口 健二)

◆男子プロゴルフツアー ASO飯塚チャレンジド 最終日(11日、福岡・麻生飯塚GC=6809ヤード、パー72)

 3打差2位から出た中島啓太(フリー)が金谷拓実(Yogibo)とのプレーオフ2ホール目でバーディーを奪い、涙のプロ初優勝を飾った。ミズノオープン、BMWツアー選手権森ビル杯と2週連続2位に終わって迎えた今大会で“三週目の正直”。アマチュア時代の2021年9月パナソニックオープン以来、通算2勝目を決めた。

 優勝インタビューでは涙ながらに「金谷さんと塚田さんと、いい優勝争いができた」と振り返った。「プロとして早く優勝したかった」とかみしめた。同年代の選手の優勝もたくさん目にしてきたが「焦らず自分のペースでやってきたことが、優勝につながった」と語った。

 3週連続で金谷と最終日最終組でプレー。前週の雪辱を果たしたが「まだ追いついていない。金谷さんの背中を目標に頑張りたい」。ともに世界アマチュアランク1位に輝いた、最大のライバルをたたえた。

 1イーグル、6バーディー、1ボギーの65をマークし、68で回った金谷と通算29アンダーで並び、プレーオフに突入していた。

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