石川遼、1アンダーで首位と7差25位発進 メジャー初日のアンダーパー&60台は10年ぶり


◆米男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米オープン 第1日(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルスCC)

 2年ぶり7度目出場の石川遼(31)=カシオ=は5バーディー、4ボギーの69で回り、1アンダーで、桂川有人(24)=国際スポーツ振興協会=と並んで首位と7打差の25位で発進した。21年マスターズ王者の松山英樹(31)=LEXUS=は2オーバーの72で83位と出遅れた。リッキー・ファウラーとザンダー・シャウフェレ(ともに米国)が62で大会史上最少スコアを記録し、8アンダーで首位に並んだ。

 石川は大舞台での69に「自分のゴルフができた」と納得顔だった。ショット、パットともに安定していた。1番パー5は第3打を1・5メートルに寄せてバーディー発進。2番でボギーも、3番は残り103ヤードから1メートルにつけてすぐ取り戻した。最終18番は6メートルをねじ込んでバーディーで締めた。

 メジャー初日のアンダーパー&60台は、13年8月の全米プロ以来10年ぶり。「メジャーだからと無理をせず、持っている力の中でマネジメントしてベストを尽くすと心掛けた」と31歳は冷静に経験を生かした。前日は同学年の盟友・松山と久しぶりに練習ラウンドをともにした。「やっぱりコースは難しい」とニラのような独特なラフに警戒心を強め、「自分の持ち球で攻めていくことができた」と攻略した。今季は国内でトップ5入り2度と好調。「2日目も楽しんでやりたい」と落ち着いて話した。

 ◆石川のメジャー初日 今回の1アンダー、69は13年全米プロ(パー70、最終成績は29位)で初日に69をマークして以来、10年ぶりのアンダーパー発進。自身のメジャー最高成績は、11年マスターズの20位。

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