上田桃子、37歳初ラウンドで3打差7位発進 「大人のゴルフができた」4バーディー、ボギーなしの68


2番ティーショットを放つ上田桃子(カメラ・今西 淳)

2番ティーショットを放つ上田桃子(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス 第1日(16日、千葉・袖ヶ浦CC新袖C=6621ヤード、パー72)

 15日に37歳の誕生日を迎えた上田桃子(ZOZO)が「大人のゴルフ」で4バーディー、ボギーなしの4アンダー、68をマークして首位と3打差の7位スタートを切った。心の余裕をテーマにプロ19年目となる今季初優勝を狙う。昨季年間女王の山下美夢有(21)=加賀電子=が8バーディー、1ボギーの65をマークして単独首位に立った。

 荒ぶることなく、一打に集中した。15日に37歳の誕生日を迎えたばかりの上田が、ボギーなしのラウンドで好発進を切った。「大人のゴルフができた。ボギーもなかったし、100点かな」。17番は3メートル、18番は2メートルを沈める連続バーディー締めに、自然と笑みが漏れた。

 前半はチャンスを決めきれない展開が続いたが、「我慢をしていれば入る」と自分に言い聞かせた。プロ19年目。いまだに余裕を自覚できたラウンドは一度もない。開幕前日に「そろそろ余裕を持ちたい。大人のゴルフがしたい」と誓いをたて、有言実行した。

 今季はトップ10入りが6度も、勝ち切れていない。そろそろ通算18勝目が欲しいところ。「年を取った感じはあまりない。確かに疲れが抜けないなとかはあるけど、気持ち的な面は変わらない」と話す37歳のチャレンジャーが、経験も武器に逆転を狙う。(高木 恵)

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