◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 全米オープン 第2日(16日、米カリフォルニア州ロサンゼルスCC=7252ヤード、パー70)
初日83位と出遅れた、11年連続出場の松山英樹(LEXUS)は5バーディー、2ボギー、1ダブルボギーの69で回り、通算1オーバーの39位で予選を通過した。
出だしの10番、12番でともに5・5メートルを沈め、2バーディーを奪った。難関の17番は2メートルを外して初ボギー。後半に入り、3番で残り120ヤードの第2打を2メートルに運んでバーディー。だが、5番パー4で第1打を左ラフに入れると、4オン2パットで痛恨のダブルボギーをたたいた。その後、6番で残り55ヤードから1メートルにつけて伸ばしたが、7番パー3で3パットでスコアを落とした。最終9番パー3は、1メートルにつける好ショットでバーディー締めとし、観衆から大きな声援を浴びた。
ラウンド後の中継インタビューでは「10、12番でいいパットが入ってくれたのでスムーズにプレーできるかなと思ったけど、なかなかその後パッティングがうまくいかなかった。苦しい展開にはなったけど、明日、あさってありそうな雰囲気なので良かったなと思う」と振り返った。
アイアンショットが切れており、パーオン率は約78%。フェアウェーキープ率も約77%を記録した。「(昨日から)少し変えたけど、大きく変えたわけじゃない。その分、ティーショットも安定した部分とミスの部分がはっきりしているけど、ショットはこれを続けられれば」と前向きに話した。
一方、パッティングで苦戦し、流れをつくることができなかった。「良くなりそうなきっかけが昨日終わった後から、(前半の)14番くらいまであったけど、その後はなかなか思うように打てなくなって、試行錯誤しながらやったけど残念な結果だった」ともどかしそうに話した。
決勝ラウンドに向けて「全ての精度が悪いので、少しでもパッティングを改善できたらビッグスコアも出せるんじゃないか」と自らに期待していた。