20年大会覇者の渡辺彩香、67で暫定2位「ラフありきでプレー」と割り切った戦法が奏功


渡辺彩香

渡辺彩香

◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第1日(22日、千葉・カメリアヒルズGC=6650ヤード、パー72)

 通算5勝で2020年大会覇者の渡辺彩香(大東建託)が6バーディー、1ボギーの67で回り、5アンダーで首位と1打差の暫定2位で滑り出した。10番から出て、前半に4バーディー。後半の2番で3パットで初ボギーも、終盤の7番で2・5メートル、最終9番パー3で2メートルのバーディーパットを沈めた。

 今季はトップ10入りが2度で、予選落ちが4回。メルセデス・ランク38位と思うように波に乗れないが、「今はスイングを変えていて、やり切れたり、やり切れなかったり。もどかしさは感じているが、最近にしてはかなり良いラウンドだった。自分の中では前進していると思えた一日」と笑みを交えて一定の手応えを明かした。

 この日のラウンドでは得意の飛距離を生かして攻めた。「ラフからのショットが良くて、そのおかげ」と振り返るように、前半の17番パー4(347ヤード)では、残り70ヤードの左ラフからウェッジで2メートルに寄せてバーディーを奪った。「みんなよりも短いクラブでラフから打てたので、チャンスをつくれた感じ。ラフありきでプレーしている」。パワーヒッターは割り切った攻略法で、昨年5月のほけんの窓口レディース以来の頂点を目指す。

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