石川遼 2週連続の最終日好スコアに「悪いニュースではない」 18番イーグルにガッツポーズ


第4ラウンド 10番、バーディパットを惜しくもはずす石川遼(カメラ・安藤 篤志)

第4ラウンド 10番、バーディパットを惜しくもはずす石川遼(カメラ・安藤 篤志)

◆男子プロゴルフツアー  長嶋茂雄招待セガサミーカップ 最終日(2日、北海道・ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72)

 35位から出た石川遼(カシオ)は1イーグル、5バーディー、1ダブルボギーの67と伸ばし、11アンダーで24位で大会を終えた。

 前半の18番パー5で、見せ場を作った。3ユーティリティーを握った255ヤードの第2打はグリーンセンターに着弾し、左上に切られたピンに寄っていった。2メートル右からのイーグルパットを沈めると、大歓声に包まれながら拳を強く握った。

 前週のプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品でも、最終日に64をマークして57位から26位に順位を上げた。「先週も最終日だけで、今週も最終日だけみたいな感じになっているんですけど。でも悪いニュースではないので、まあいいかなと思います」と笑みを交えて振り返った。

 インからスタートしたこの日は11番で1メートルのバーディーパットがカップに蹴られ、12番パー3で4オン1パットのダブルボギーを喫した。最初の3ホールで4アンダーまでスコアを落としたが、そこから7つ伸ばすV字回復を遂げた。

 「すごいいいところばっかりではなかったけど、初日、2日目よりも今日の方がスイング的にも、より自分の求めている感じのものができた。タイミングに関しては昨日から今日で修正できたし、1週間で一番良かった日ではあったので。これを糧に、空いている週で練習と調整をして次につなげたい」と手応えを口にした。

 次戦はメジャーの日本プロ選手権(7月27~30日、北海道・恵庭CC)になる。3週間のオープンウィーク中に「がっつり打ち込みたいな、という感じ」。ひたすらクラブを振り、理想のスイングを追求していく。

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