3番でティーショットを放つ松山英樹（カメラ・高木 恵）
【ホイレーク（英国）１８日＝高木恵】男子ゴルフ今季メジャー最終戦の全英オープンは２０日にロイヤルリバプールＧＣ（７３８３ヤード、パー７１）で開幕する。９度目の出場となる松山英樹（３１）＝ＬＥＸＵＳ＝は、入念にコースを確認。今季はメジャーで１０位以内がないだけに、「いい成績を出したいが、全部自分が思っている期待と裏腹になっている。あまり期待せずにできたら」と、慎重に意気込みを語った。
大粒の雨と風が吹きつける全英らしい天候の中、岩田寛（４２）＝フリー＝、金谷拓実（２５）＝Ｙｏｇｉｂｏ＝、中島啓太（２３）＝フリー＝と１番から９ホールを回った。３９位だった２０１４年大会から、コースは変貌（へんぼう）を遂げた。総距離は７１ヤード延びて、パー７２からパー７１になった。「１５番、１６番、１８番は延びているなっていう印象。それ以外のホールも相変わらず難しい」。海沿いの１７番は４５８ヤードのパー４から１３６ヤードのパー３に大きく様変わり。１７日に１８ホールを回っており、「初めてやる１７番は印象に残った。どのホールもしっかりと打っていかないと厳しい戦いになる」と警戒した。
６月末のロケットモーゲージ・クラシック後に日本に一時帰国して調整を続け、１６日に現地入りした。「練習もできたし、かなりいい状態で、ここに来たけど、来てみたら、悪くなっている。今からとあしたで良い状態に持っていけるようにしたい」。開幕までの時間を有効に使い、仕上げていく。