畑岡奈紗メジャー初Vへ3差2位で最終日へ「いい位置で回れているので、18ホール頑張りたい」


畑岡奈紗

畑岡奈紗

◆米女子プロゴルフツアー メジャー第4戦 エビアン選手権 第3日(29日、フランス・エビアンリゾートGC=6527ヤード、パー71)

 メジャー初優勝を目指す畑岡奈紗(アビームコンサルティング)が6バーディー、3ボギーの68で回り、通算8アンダー。首位と3打差の2位で最終日へ向かう。

 1番でバーディー発進。幸先良くスターを切ると、怒とうのバーディーラッシュを見せた。3番で1つ落とし、4番で難しいラインを読み切り、5メートルを沈めてバウンスバック。続く5番パー3では、池とバンカーのあるピン右を攻めるショットで、1メートルにつけ連続で伸ばした。6番、7番もチャンスにつけ4連続バーディーとした。「パッティングが本当にスムーズにストロークできていて、思った通りの転がりをしてくれた。前半はすごく攻めのゴルフができた」と納得の表情を見せた。9番パー5、つま先下がりのライから放った第3打を、ピン左奥2メートルに落とすと、バックスピンでピタリと寄せるスーパーショットを披露。前半だけで6つのバーディーを奪った。

 バックナインに入ると勢いが止まった。「パッティングが弱くて、切れてしまうというところがあった」。チャンスにつけるも、決めきれずスコアを14、16番のショートホールでボギーをたたき、スコアを落とした。「14番は自分のティーショットのミスがあったのと、16番に関してはクラブ選択のミスがあった」と反省点を口にした。

 今月のメジャー第3戦、全米女子オープンは単独首位で最終日(9日)を迎えるも4位に終わった。「全米の負けっていうのは全米でしか返せない。気持ちが切り替えられていない部分もある」。だが、メジャー初制覇への思いは人一倍強く「いい位置で回れているので、今週は今週で明日18ホール頑張りたい」と2位で迎える最終日へ、気持ちを新たにした。

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