◆男子プロゴルフツアー フジサンケイクラシック 第2日(1日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)
首位と1打差の2位から出た中島啓太(フリー)が4バーディー、3ボギーの69をマークし、通算4アンダーとしホールアウト時点で暫定首位に立っている。10番スタートのこの日は、後半の3番までに3つ落とした。だが、5番から驚異の4連続バーディーで、カムバックしこの日を1アンダーで終えた。「粘り強くプレーできたので、4連続バーディーが来てくれた」とうなずいた。
3番では60度ウェッジで放ったピンまで残り87ヤードの第2打が、グリーン手前にショートするミスがあった。「もったいなかった」と悔しいボギーとなったが、発見があったという。「自分が思っている距離が少しずれていた」。失敗から学び、80ヤードを残した5番の第2打をピン横50センチにピタリとつけ、この日最初のバーディーを奪った。
プロとなって「4日間を考えるようになって1つのミスを引きずらなくなった」と技術だけでなく、精神的にも成長。今年はプロ初勝利を含む2勝を挙げ、最終日最終組は6度プレーしている。「一番好きで、優勝するためには一番得意なところ」と位置づける。「最終日のバックナインで優勝争いができるように」と2日の大会3日目へ気持ちを新たにした。