小祝さくらが2位 地元の北海道で通算10勝目へ好発進 強風ラウンドに「戦っている感じでした」


6番、セカンドショットを放つ小祝さくら (カメラ・小泉 洋樹)

6番、セカンドショットを放つ小祝さくら (カメラ・小泉 洋樹)

◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス 第1日(1日、北海道・ゴルフ5C美唄C=6472ヤード、パー72)

 強い雨と風の中、第1ラウンドが行われた。地元、北海道出身の小祝さくら(ニトリ)は5バーディー、1ボギーの68で回り、首位と2打差2位。地元の北海道で今季2勝目と節目の通算10勝目に向けて好スタートを切った。66で回った鈴木愛(セールスフォース)が首位。今大会は欠場選手が続出。現地で待機し、繰り上がり出場する選手の方が少なかったため、定員の108人より7人少ない101人で争われている。

 雨が降り続け、瞬間最大風速12・9メートルの難しいコンディションに小祝は耐えた。「(向かい風では)傘を正面に差さないといけなかった。戦っている感じでした」と小祝は真面目な表情で長い18ホールを振り返った。

 今年7月のミネベアミツミレディスで念願の地元初優勝。その後、北海道開催の北海道meijiカップでも3位と健闘した。しかし、北海道らしからぬ暑さに見舞われた先週のニトリレディスは47位。「先週のことは忘れました」と前向きにとらえる。暑さと強風の厳しいコンディションの比較については「難しい。五分五分ですね」と苦笑いして答えた。

 20年の今大会で優勝しているが、その時は岐阜・ゴルフ5CみずなみCの開催だった。ゴルフ5C美唄Cで開催された16年大会にはアマチュアとしてマンデートーナメントに出場したが、落選し、本戦に進めなかった。この7年でアマからトッププロに躍進したことを改めて証明した。

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