◆女子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 日本女子オープン 第3日(30日、福井・芦原GC海C=6528ヤード、パー72)
3打差の首位で出た菊地絵理香(ミネベアミツミ)は3バーディー、3ボギーの72とスコアを伸ばせず、通算10アンダーで1打差の2位に後退した。前半は1バーディー、1ボギーの36。前半のうちに3つ伸ばした同じ最終組の原英莉花に並ばれ、最終18番で原がバーディーを奪い、1打のビハインドとなった。
耐える展開となった第3日を「ティーショットが昨日(64)よりあまり良くなかったので、そこが大きい。もうちょっとフェアウェーに置ければ、楽にできたかなと思う」と振り返った。だが、中盤はしぶといパーパットを何度も沈めるなど、崩れることはなく「いいショットを打っても、木の後ろに行ったりとか。そういうのもあったけど、まだギリギリ残れた」と評価した。
今回が56度目のメジャー挑戦で、勝てば2001年に出場42戦目のメジャー、日本女子オープンで初制覇した島袋美幸を大きく超える悲願達成となる。日本女子オープンは16年連続18度目の出場で、過去2位が2回(13、15年)とどうしても届かなかったビッグタイトルだ。
「初日、2日目に比べると今日が一番もどかしい部分が多かったので、早めにそういうのが出た方が焦りもないと思う。そんなに簡単じゃないよ、というのも今日一日で分かったので、いい意味で捉えて、また明日新たな気持ちで頑張りたい」と、最終日の逆転に向け気持ちを切り替えた。