◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 最終日(1日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)
トップタイで出た37歳の木下裕太(光莉リゾート&GOLF)が4バーディー、ボギーなしの67で回り、通算15アンダーで、2018年マイナビABC選手権以来となるツアー2勝目を飾った。
今大会を迎えるまでの賞金ランクは87位で、来季シード獲得圏外だった。優勝を決めるパーパットを沈めると、涙があふれた。表彰式では「今は呆然としちゃっている。本当に夢の中にいるよう。すごく勝負を楽しむことができた。今年もシード権にビクビクしていたので、まさかこんなご褒美がくるとは」と時折、言葉を詰まらせながら喜びを語った。
ツアー6勝の星野陸也、同5勝の金谷拓実との最終日最終組対決で勝ち切った。14アンダーで3人が並んで迎えた名物ホールの16番パー3で、第1打を1メートル強のチャンスにつけた。バーディーパットはカップに蹴られたが、続く17番でフェアウェーからの第2打を約2メートル半につけてバーディーを奪い、抜け出した。