史上初アマ、プロで連覇狙う蝉川泰果「大事な一戦。後悔のないように」…日本オープン・12日開幕


練習ラウンドの12番、ティーショットを放つ蝉川泰果(カメラ・豊田 秀一)

練習ラウンドの12番、ティーショットを放つ蝉川泰果(カメラ・豊田 秀一)

◆男子プロゴルフツアー 今季メジャー第3戦 日本オープン 指定練習日(11日、大阪・茨木CC西C=7315ヤード、パー70)

 史上6人目の連覇を、初のアマ&プロで達成を狙う前年覇者・蝉川泰果(フリー)が前日会見に登場した。「ディフェンディング(王者)として迎える大会。1試合目(9月のパナソニックオープン、予選落ち)はふがいない結果に終わってしまったので、最終日を迎えるまでに面白い位置にいられれば」と意気込みを語った。

 昨年は「勝ちにいきたい」と話した中、狙い通りに第1回大会の赤星六郎以来、95年ぶり2人目のアマVを達成。1年前を「あの時は、自分のキャリアの中で学生の試合でも優勝した試合が多く、自信満々だった」と振り返る。今年4月に関西オープンでプロ初優勝後は、ツアーで2位が3度など勝てていない。「この半年間優勝がなく、どうやって勝っていたのかなと考えたりする日もあるが、チャンスはいずれどこかで巡ってくる。逃さなければ来るのかなと思っている」と強調した。「去年の自分を超えていくような技術、メンタルだったり、いろんなところで進化したい」とも話した。

 現在、賞金ランクは4位(約7276万円)。「賞金王を取りたいという目標があったり、日本オープンで連覇したい気持ちもすごくあるけど、今後のビッグトーナメントを控える中、大事な一戦になると思う。こうしておけばよかったという後悔のないようにしていければ」と、上位追走のためにも今季2勝目へ口元を引き締めた。

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