原英莉花、米ツアーQT失格の心境告白「ウソでしょ…。夢だと思いたかった」「とことん落ち込んだ」


練習場で笑顔を見せる原英莉花(カメラ・今西 淳)

練習場で笑顔を見せる原英莉花(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 樋口久子・三菱電機レディス 練習日(26日、埼玉・武蔵丘GC=6650ヤード、パー72)

 ツアー5勝の原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が練習前に取材に応じた。米ツアーの来季出場権を争う2次予選会(QT)では、スコア誤記で失格。帰国後初戦を控え、現在の心境を語った。「自分がやってしまったこと。とことん落ち込んだので反省して、自分で打っていく一打に集中したい。状態としては悪くないし、気持ちで左右されないように、保てたら」。気持ちを切り替え、今大会に臨む。

 QTでは第2ラウンドを終えて、通過圏内の34位につけていたが、第3ラウンドでスコア誤記により失格に。発覚した際は「ウソでしょ…。夢だと思いたかった。あるんだこんなこと。現実なんだ」と驚きを隠せなかったという。普段スコア確認は丁寧に行う方だといい、誤記による失格は自身初めて。失意に暮れていたが、キャディーを始め、チームの仲間に支えられ前を向いた。「『まだいけるよ』と言ってくれて、一緒に戦ってくれる人がいるんだから、私も戦いたいと思った」と今季残り5試合へ意識を向けている。

 日本に帰国したのは24日の夜。飛行機の搭乗トラブルなどで予定より帰国が1日遅れたが「意外と大丈夫」と疲れはないという。トレーニングなどをして、失格のストレスを晴らしたという。この日は、コースを回らず練習場での調整。今大会は「自分の思ったボールを打つ。どう考えて、どのボールが出るかが大事なので、そこに着目しながらプレーして、来週につなげたい」と意気込んだ。

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