山下勝将が首位と4打差9位に浮上 日本勢は8人中6人が決勝R進出 アジアアマ第2日


第2日を終え、首位と4打差の9位に浮上した山下勝将(大会提供)

第2日を終え、首位と4打差の9位に浮上した山下勝将(大会提供)

◆男子ゴルフ アジア太平洋アマチュア選手権 第2日(27日、オーストラリア・ロイヤルメルボルンGC=パー71)

 第2ラウンドが行われ、19位から出た山下勝将(まさゆき、近大3年)が2バーディー、1ボギーの70で、通算1オーバーで日本勢トップの、首位と4打差の9位となった。松井琳空海(りうら、香川西高2年)が4オーバーで18位。大嶋港(関西高3年)が5オーバーの22位。佐藤快斗(埼玉栄高3年)は8オーバーで36位となった。

 鈴木隆太(日体大3年)が11オーバーで50位。今年の日本アマチュア選手権覇者の中野麟太朗(早大2年)ら12オーバーの60位までの67人が決勝ラウンドに進出した。世界アマランクで日本勢最上位15位の杉浦悠太(日大4年)は13オーバーで1打及ばず、下家秀琉(すぐる、大院大4年)は16オーバーで予選落ちした。林銓泰(台湾)と丁文一(中国)が3アンダーで首位に立った。

 大会はマスターズ、R&A、アジア太平洋ゴルフ連盟が主催。開催コースのロイヤルメルボルンGCは、1891年創設でオーストラリアで最も歴史の古いゴルフ場の1つ。2014年大会も開催している。優勝者には、来年のマスターズと全英オープンのメジャー2大会の出場権が与えられる。日本選手はこれまで2010、11年に松山英樹が連覇。18年に金谷拓実、21年に中島啓太が優勝している。

 〇…昨季の国内年間女王・山下美夢有(みゆう、22)の弟・勝将が70で日本勢トップ9位で決勝ラウンドへ進出した。「今日はショットもよくて、パターも練習して自信がついたので気楽に回れた」と初日後の修正をこの日のラウンドに生かした。昨年9月に国内下部ツアーで1勝を挙げた20歳は、週末に向け「トップ5を目指したい」と力を込めた。

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