渋野日向子は連日の68で暫定30位 3日目に後退する「謎の現象」を克服 「何とか4アンダーで回れて良かった」


通算10アンダーにスコアを伸ばしホールアウトした渋野日向子は、同組の桜井心那(左)と笑顔で抱き合った(カメラ・今西 淳)

通算10アンダーにスコアを伸ばしホールアウトした渋野日向子は、同組の桜井心那(左)と笑顔で抱き合った(カメラ・今西 淳)

◆米女子プロゴルフ協会公式戦 TOTOジャパンクラシック 第3日(4日、茨城・太平洋C美野里C=6598ヤード、パー72)

 40位から出た渋野日向子(サントリー)は5バーディー、1ボギーで2日連続の68とスコアを伸ばし、通算10アンダーの暫定30位でホールアウトした。

 10番から出て、3パットのボギー発進となったが、前半のうちに3バーディー。後半も5番で6メートル、7番で1メートルのバーディーでスコアを伸ばした。

 「スタートの3パットの流れと最近の自分の感じから言うと頑張った方かな。最近は3日目に落としてしまう“謎の現象”が起きていて、頭の片隅にもあったので何とか4アンダーで回れて良かった」と明るい表情で振り返った。

 同組で回った19歳・桜井心那(ここな)は今季国内で4勝を挙げ、近い将来の海外志向を持っている。渋野は「(桜井が米ツアーに)挑戦したい気持ちがあるのは分かっている。私はまだ2年目だから偉そうなこと言える立場ではないけど、やっぱり一人で行ける場所ではないので、本当に周りの協力も必要だし、自分の気持ちも大切にしてほしい。先は長いとは言いつつ、悔いの残らないようにやってほしいと思う」と思いやった。

 自身は今季のポイントランクでシード権獲得(80位以内)の圏外の81位からの上昇を目指す。最終日へ「もうちょっと頑張らないと本当にダメなので、1個ボギーをとろうが、まだ頑張れる。あきらめずに明日も攻めていきたい」と視線を上げた。

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