
宮崎入りし空港セレモニーで歓迎を受ける山下美夢有(カメラ・渡辺 了文)
◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 練習日(21日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)
23日に大会開幕を控え、昨年大会覇者の山下美夢有(みゆう、加賀電子)がこの日朝、宮崎空港着の航空機で宮崎入りし、空港で歓迎セレモニーが行われた。地元関係者からレイと花束を贈呈された山下はインタビューに答え、意気込みを語った。
「去年優勝した時の、私の写真を飾ってくださって、すごく気持ちも入る。最終戦ですが、今週からまた頑張りたい。(リコーカップは)優勝者と上位選手しか出られない特別な大会。私も毎年目標にしているのがリコーカップに出ること。また今年も出られるというのはうれしい。ディフェンディングチャンピオンとして迎えるのは、とてもうれしい気持ちでいっぱい」と笑顔で話した。
宮崎での試合以外の楽しみを聞かれると「やっぱりご飯がおいしいので。お肉が大好きなので、今回も焼肉を食べたい」と意欲。2年連続の女王争いに向けて「最終戦なので、自分らしいプレーで一打一打集中して精いっぱい頑張りたい。今年も年間女王を目指して頑張りたい。上位で戦えるようにと思っている」と抱負を語った。
前週の大王製紙エリエールレディスを9位で終え、メルセデス・ランクは首位。57・13ポイント差の2位申ジエ(韓国)、首位まで100・39ポイント差の3位岩井明愛(あきえ)までが女王の可能性を残す。山下は最終戦で2人の順位を上回ればタイトル決定。申が逆転する最低条件は13位以上、岩井の逆転への最低条件は5位以上となっている。
山下は1988年のツアー制施行後で6人目の連続年間女王、22歳の最年少での達成がかかっている。(22年から現行のポイント制。以前は賞金女王)