最終戦の“三つどもえ”は3季ぶり 山下美夢有は6人目の2年連続女王へ「今年もここで優勝したい」と大会連覇へ気合


プロアマ戦で笑顔を見せる山下美夢有(カメラ・渡辺 了文)

プロアマ戦で笑顔を見せる山下美夢有(カメラ・渡辺 了文)

◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 プロアマ(22日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)

 年間女王を争うメルセデス・ランク首位の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は「今年もここで優勝したい」と大会連覇で史上6人目&最年少(88年ツアー制施行後)の2年連続女王を目指す。

 コースの印象について「去年よりラフが深い。難しいセッティングになっている。フェアウェーが硬く、ランが出るので左右に曲がってしまうとラフに行きやすい」と警戒した。自身のゴルフの状態は「先週からショットがだいぶ安定してきて、左右のブレも少なくなっている」と説明。コース攻略のカギには「ショートゲーム」を挙げた。

 57・13ポイント差で追う2位の申、100・39ポイント差で3位の岩井明愛(あきえ)までの3人が女王への可能性を残す。6人目の2年連続女王への思いを問われ、「やっぱり気になるが、全員が優勝目指して毎試合やっている中で私も気持ちは同じ。大会を連覇したいという気持ちもある。変わらず自分らしいプレーで頑張りたい」と笑顔で話した。

 ◆女王争いの行方 3人に可能性がある中、最終戦を迎えるのは2019年(鈴木愛、渋野日向子、申ジエ)の賞金女王争い以来、3季ぶり。山下、申、岩井ともに今大会で優勝すれば、400ポイントを加え、女王戴冠(たいかん)となる。山下は他の2人を上回れば女王に。申の逆転への最低条件は13位以上、岩井の最低条件は5位以上となっている。

最新のカテゴリー記事