◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 第1日(23日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)
第1ラウンドが行われ、今大会で中島啓太(フリー)より上位に入ることが逆転賞金王への最低条件となる賞金ランク2位の金谷拓実(Yogibo)と、同ランク3位の蝉川泰果(フリー)は66をマークし、首位と3打差の4位と好スタートを切った。
6バーディー、ボギーなしで回った金谷は「勝つだけなので、明日もいい準備をして頑張りたい。今日いいプレーができたので、残り3日もいいプレーが続けられるようにしたい」と、苦手としている初日のラウンドを振り返った。
前半18番パー5。フェアウェーからの第2打はグリーン右へ。2メートル半を沈めてバーディーとした。「今日は本当にパッテイングも良かった。ノーボギーでプレーできたので、また明日以降も、いいプレーが続けられるように頑張ります」。発する言葉に自然と力が入った。
蝉川は「いいプレーができた。楽しく気負いすぎずに回れた」と笑みが漏れた。後半5番パー5で、残り288ヤードの第2打を3ウッドで10メートルに運んでイーグルを奪うなど、4つのパー5全てでスコアを伸ばした。逆転賞金王に望みをつなぐには、今大会で単独3位以上に入ることが最低条件だ。
前週のダンロップフェニックスで最終日に追い上げて2位に入るなど、いい波に乗っている。「自分はいいスタートを切れることが少ない。初日からうまくいったときほど、2日目で伸ばしきれていないことも多いので、明日も今日と同じようなスコアが出せるように頑張りたい」と気を引き締めた。