大会最年少Vかかる初出場・桜井心那が2位発進「このまま(シーズンを)終わりたくない」 2人目の10代5勝も射程


2番、ティーショットを放つ桜井心那(カメラ・渡辺 了文)

2番、ティーショットを放つ桜井心那(カメラ・渡辺 了文)

◆報知新聞社後援 女子プロゴルフツアー メジャー最終戦 JLPGAツアー選手権リコー杯 第1日(23日、宮崎・宮崎CC=6497ヤード、パー72)

 今季ツアー最多に並ぶ4勝の初出場、桜井心那(ここな)が6バーディー、2ボギーの68で回り、4アンダーで1打差2位と好スタートを切った。1989年大会優勝の平瀬真由美の20歳27日を超える、19歳286日での大会制覇が見えてきた。

 1番で1メートル、2番で3メートルを沈めるなど勢いに乗ると、9番パー5は持ち前の飛距離を生かし、2オンから5つ目のバーディー。後半は10、18番でともに3パットのボギーとスコアを1つ落としたが「前半はすごく波が来ていた。後半は3パットが2回あったけど、ラインが読みにくく難しかったのであまり気にしません」と笑顔で振り返った。

 長崎生まれで、同じ九州の宮崎CCには19年大会を観戦に訪れた。当時は小祝さくらの組について歩いた。「40人しか出られない特別な大会。(シーズンの)最後だなというすがすがしさもある。宮崎のジュニアの子たちも観戦に来ていて、私も数年前はこんな感じだったなあと思いながら見ていた」

 10月の富士通レディースで今季4勝目を挙げると、前週は上位争いの末、3位。「富士通以降、優勝していないので、このまま終わりたくない気持ちはずっとある。先週も優勝したかったけど。良い流れになっていると思う」と語った。10代で5勝目なら、宮里藍以来2人目の快挙。ラストチャンスの試合で、残り3日も奮闘する。

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