宇喜多飛翔、秀家の末裔!?が首位発進…大学生プロ、同学年の杉浦悠太Vに刺激


9アンダーで首位の宇喜多飛翔

9アンダーで首位の宇喜多飛翔

◆男子プロゴルフツアー カシオワールドオープン 第1日(23日、高知・Kochi黒潮CC=7335ヤード、パー72)

 大学生プロの宇喜多飛翔(つばさ、22)=大阪学院大4年=が9バーディーで63をマークし、自身3度目の首位発進を決めた。初優勝と最終戦の日本シリーズJTカップ(11月30日~12月3日・東京よみうりCC、報知新聞社主催)切符を狙う。賞金ランク2位の金谷拓実(25)=Yogibo=と3位の蝉川泰果(22)=フリー=が66で回り、首位と3打差の4位。同トップの中島啓太(23)=フリー=は2アンダー48位と出遅れた。

 1番で2メートルを決めきりバーディーで出ると、宇喜多の勢いは加速した。「ティーショットもセカンドも全部良かった。危ないところもなく、パターも入ってくれた。総合的に良かった」。17番で10メートルを沈めて9アンダー。首位を捉えて初日を終えた。

 同学年の杉浦悠太(日大4年)が、前週のダンロップフェニックスで優勝した。「アマチュアで勝っちゃったので、負けてられないなって思った」。大いに刺激を受けている。家系図を完全にたどれたわけではないというが、安土桃山時代に豊臣秀吉を支えた戦国大名「宇喜多秀家」の末裔(まつえい)の可能性があるという。座右の銘は「自我」。「自分の意志や心を持って行動する」ことを意識している。

 昨年12月の最終予選会で35位に入りプロ転向した。ルーキーイヤーの今季の賞金ランクは現在61位で、67位までが獲得する来季シードが見えてきた。「今週は予選通過は絶対したいと思って臨んでいた。あと3日頑張って、シードも、あわよくばJTカップも。やっぱり出たいですよね、プロゴルファーをやっていたら」。4月の関西オープン、5月のゴルフパートナー・プロアマ以来の首位発進。「最近、決勝ラウンドで伸ばせていないので、落ち着いていきたい」。3度目の正直を果たし、頂点に立つ。(高木 恵)

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