浦和スコルジャ監督「アリガトウ。また近くお会いしましょう」 福岡に敗戦後、ピッチで退任あいさつ


ホーム最終戦の指揮を執る浦和レッズ・マチェイ・スコルジャ監督 (カメラ・佐々木 清勝)

ホーム最終戦の指揮を執る浦和レッズ・マチェイ・スコルジャ監督 (カメラ・佐々木 清勝)

◆明治安田生命J1リーグ▽第33節 浦和2―3福岡(25日・埼玉スタジアム、上田益也主審)

 浦和はホーム最終戦で福岡に2―3で敗れ、今季2度目の逆転負けを喫した。試合後、今季限りで退任するスコルジャ監督があいさつした。

 ピッチ中央でマイクの前に立ち、浦和で指揮した1年間について思いを語った。

 「まず言いたいのは、今季、このような気持ちにさせてしまい申し訳ない。そして、1年間、浦和で戦ってきて今どういう気持ちかを話したい。まず、レッズのファン・サポーターに心の底からのリスペクトをお伝えしたい。皆さんは素晴らしい。この埼玉スタジアムで戦う時も、東京、リヤドや韓国、中国、どこに行ってもチームと一体となって応援してくれた。皆さんと一緒に戦ったACL決勝でアルヒラルに勝ち、『We Are Diamonds』を全員で歌った光景は私の記憶に残り、国に帰っても持ち帰りたいと思う。そして、(4月の)川崎戦後にリヤドに向かうために空港へ向けてスタジアムを出発した時の皆さんの姿、私のキャリアでも初めてだった。皆さんが素晴らしいクラブを作り上げてるし、埼玉スタジアムの雰囲気は時に素晴らしい。そして、浦和レッズの人々に感謝を示したい。クラブの素晴らしい職員、スタッフ、ありがとうございました。選手にも心の底からありがとうございますと伝えたい。みんな本当にいい選手たちだし、ここまで素晴らしいモチベーションや技術を持った選手たちと仕事したのは初めて。シーズン終盤で望んでいた成功を収められなかったのが非常に残念です。だけど、一日一日、毎日浦和レッズにために頑張ってきたことを、私は保証します。オツカレサマデス、アリガトウ。また近くお会いしましょう」

 スコルジャ監督は大勢のサポーターから拍手を浴び、場内を一周した。

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