賞金王・中島啓太が63で単独首位発進 3番ショットインイーグルは「完璧なショットが最高の結果に」


6番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・今成 良輔)

6番、ティーショットを放つ中島啓太(カメラ・今成 良輔)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第1日(30日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 前週、賞金王を決めた中島啓太(フリー)が1イーグル、5バーディー、ボギーなしの63をマークして、単独首位発進を決めた。「結果的にはすごく良かった。ノーボギーで回れたのも良かったが、100ヤード前後のショットでかなりミスショットをしてしまったので悔しい。でも、スコアを伸ばすという面ではよくできた方」と好発進を納得の表情で振り返った。

 3番パー4(403ヤード)でショットインイーグルを見せた。ティーショットを左に曲げるも、木に当たって跳ね返りフェアウェーを捉えた。残り114ヤードの第2打を56度ウェッジで放った球はピン右奥50センチにオン、バックスピンでカップに吸い込まれた。「完璧なショットが最高の結果になってくれた」とクールな表情を崩した。

 この日は賞金王争いを繰り広げた金谷拓実(Yogibo)と今季10度目の同組ラウンド。金谷は1打差2位でこの日を終え、第2ラウンドでも同組が決まった。賞金王争いは決着したが、「戦いは今週もあるし、戦う意思を見せてプレーすることが、金谷さんへの恩返しになる」。アマ時代から切磋琢磨(せっさたくま)した先輩とともに最終戦での好発進を喜んだ。今大会優勝での、獲得賞金2億円超えにも弾みをつけ、「明日からもスコアを伸ばしていきたい」と意気込んだ。

最新のカテゴリー記事