中高生ゴルファーのマッチプレー全国大会 男子は東到矢が初優勝、女子は新地真美夏が連覇


連覇を達成した新地真美夏(左)と初優勝の東到矢

連覇を達成した新地真美夏(左)と初優勝の東到矢

◆ゴルフ 報知新聞社後援「ISPSハンダ 第7回全国中学校・高等学校選抜ゴルフマッチプレー選手権大会」 最終日 (30日、沖縄・名護市 カヌチャゴルフコース、男子32人、女子32人)

 30日に閉幕したマッチプレー全国大会の男子の部は、東到矢(東大阪大柏原高2年)が頂点に立った。10日前に出場が決定。「楽しもうと思って沖縄に来ました」と、リラックスムードで試合にのぞんだ。2回戦では今年のトヨタジュニアゴルフワールドカップで優勝した佐藤快斗(埼玉栄高3年)と対戦。「無理かなと思っていたが、3番でセカンドが入り、イーグルが取れて波に乗れた」と、6アンド5で勝利する大金星。その勢いで優勝杯を手にした。

 今までは関西での2位が最高順位。初優勝が全国大会とあって、「正直、驚いています。アイアンの精度と全体的な飛距離をアップさせて、来年3月の春高ゴルフでも優勝を狙いたい」と、さらなるビッグタイトル獲得に照準を定めた。

 女子の部は新地真美夏(共立女子二高1年)が連覇を達成した。「決勝戦も緊張したが、準決勝が一番神経を使いました」。中嶋月葉(作陽学園高1年)と19ホールに渡る攻防を展開。エキストラホールでティーショットがディボットに入る不運に見舞われ、セカンドがグリーンオーバーしたが、「昨年に比べてピンチに動じなくなった」と、アプローチを直接チップインさせ、激闘に終止符を打った。

 「イチローさんの野球に取り組む姿勢が好きです」と心・技・体を鍛え、長年野球界をけん引してきたレジェンドに憧れている。「来年も出場できるように頑張りたい」。イチローの考えを手本にして、前人未踏の3連覇を目指す。

▽男子の部=〈1〉東到矢(東大阪大柏原高2年)〈2〉大地悠遥(沖学園高2年)〈3〉中本旺希(広島県瀬戸内高1年)

▽女子の部=〈1〉新地真美夏(共立女子二高1年)〈2〉松原柊亜(日本ウェルネス高2年)〈3〉中嶋月葉(作陽学園高1年)

※写真絵解き 

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