石川遼、通算3アンダーで週末へ 8打差逆転Vへ「ベストを尽くしたい。良いゴルフはできている」


小走りに15番ティーに向かう石川遼(カメラ ・岡野 将大)

小走りに15番ティーに向かう石川遼(カメラ ・岡野 将大)

◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー メジャー最終戦 日本シリーズJTカップ 第2日(1日、東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 5打差9位から出た2015、19年大会覇者の石川遼(カシオ)は4バーディー、3ボギーの69で回り、通算3アンダーの9位で大会を折り返した。前半は2番でバーディーも、耐える展開が続いた。後半に入ると出入りの激しいゴルフとなり、1つ伸ばして第2Rを終えた。「パターをたくさん打ったなという感じ。思ったところに出せなかったパットもあった」とグリーン上に苦戦したという。

 この日は3度の3パットもあり、合計パット数は「32」。「カップ周りが下っていたりとか、自分が思っていたより最後すごい伸びた。イメージは出ていたんですけど、そのイメージがちょっと違った」。それでも、開幕前に目標としていたジャッジミスを少なくすることはできているという。「(ミスは)少なく抑えられているかなと思う。ようやく良くなりつつある」とうなずいた。

 暖かかった第1日から約6度気温が低くなった。「飛距離に多少影響があった」とプレースタイルも変わったという。「自分でしっかりデータを取ったり、ホールを進めていく中でもデータ取ったり。その日の天候に合わせていくということも、技術というか実力のうちの一つだと思うので、そこも試される」と第3日も気象条件に対応し、逆転を狙う。首位の中島啓太とは8打差あるが「ベストを尽くしたい。ポジティブな気持ちではいるというか、本当に良いゴルフはできている」。4年ぶり3度目の日本シリーズ制覇を見据えた。

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