2冠の金谷拓実 来季は欧州ツアー参戦へ「チャンスが巡ってきたら、上で戦えるよう」


トータルドライビング賞の金谷拓実(左はJGTO・青木功会長) (カメラ・堺 恒志)

トータルドライビング賞の金谷拓実(左はJGTO・青木功会長) (カメラ・堺 恒志)

 国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の年間表彰式が5日、都内で行われ、今季2勝の金谷拓実(Yogibo)が、パーキープ率賞と、トータルドライビング賞の2冠を獲得。「2月でアジアツアーで優勝できて、そこで自信も生まれたと思うし、国内でも2勝できて、いいシーズンだったと思います」と振り返った。

 2月、オマーンでのアジアンツアーで初優勝。6月のBMW日本ツアー選手権森ビル杯で、メジャー初制覇も果たした。しかし、中島啓太(フリー)とのし烈な賞金王争いに敗れ、最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップ(報知新聞社主催)では1打差2位と惜敗。「プレッシャーのかかった場面で、力を発揮できなかったり、ミスも多かったので、そういったところを修正していかないと」と意気込む。

 来季は、欧州ツアーを主戦場とする予定だが、賞金ランク3位以内の資格で得た権利のため、出場可能な試合は限られる。「資格は下の方なので、どうなるか分からないですけど、チャンスが巡ってきたら、上で戦えるようにしっかり準備したい」と金谷。1月の中東シリーズから、出られる試合には積極的に参戦する姿勢を明かした。

 また、2枠を争う来年のパリ五輪男子代表については、現在、日本勢6位につけており「東京オリンピックのときも逃してしまった。結果を残せばランキングも上がるので、最後まで諦めずに頑張りたい」と意欲を示した。

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