賞金王・中島啓太と10代4勝の桜井心那が新人賞獲得 イ・ボミ、杉浦悠太は特別賞


(左から)中島啓太、桜井心那

(左から)中島啓太、桜井心那

 一般社団法人日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)は6日、ルーキー・オブ・ザ・イヤー(新人賞)に男子ツアーで今季賞金王の中島啓太、女子ツアーで4勝を挙げた桜井心那(ここな)を選出した。中島は今季プロ初勝利を含む3勝を挙げ、年少3位で賞金王を戴冠(たいかん)した。ルーキーイヤーでの賞金王は松山英樹以来2人目の快挙。海外ツアーへの挑戦も表明し、日本ツアーを代表する若手選手として、実力、将来性とも高く評価され、受賞となった。

 桜井は宮里藍、畑岡奈紗に次ぐ10代4勝の快挙を達成。平均飛距離250ヤードを超えるドライバーを武器にメルセデス・ランク5位で来季のシード権も初獲得した。今後もツアーの顔となり、さらなる飛躍が期待される選手として高い評価を集めた。

 特別賞には今季限りで日本ツアーを引退したイ・ボミ(韓国)と、11月のダンロップフェニックスで史上7人目のアマチュア優勝を果たした杉浦悠太が選ばれた。ボミはロープ内にとどまらず、多くの人にその人柄が愛された。海外選手として長きに渡る活躍と人気で、日本ゴルフ界を盛り上げ、支えたことへの貢献を称え、受賞となった。杉浦は有力海外選手も出場する「ダンロップ―」の50回記念大会という注目度の高い中での見事な活躍が評価された。

 ◆ルーキー・オブ・ザ・イヤーの選考基準 男子はツアープロに転向してから、女子はプロテスト合格後またはプロテスト合格者以外ではじめにTPD登録(プロ選手登録制度の一種)をした者でそれぞれレギュラーツアーに初参戦してから「最長2シーズン以内(海外ツアーを含む)、但し初年度は全試合数の3分の1以内の出場であればその年は含まない」、かつ「その年度の来季シード権獲得者」の中から、人格面並びにマナー、エチケット、話題性、将来性等を加味して選考する。

 ◆特別賞の選考基準 当該年度において、めざましい活躍と共に大きな話題を提供し、ゴルフトーナメント界やゴルフ界全般の振興・発展に寄与された選手を表彰。

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