【マンスリー藤田光里】20代ラスト「絶対に来年は勝ちたい」


12月もスポンサーへのあいさつ回りやプロアマ戦などで忙しい日々を過ごす藤田

12月もスポンサーへのあいさつ回りやプロアマ戦などで忙しい日々を過ごす藤田

 読者の皆さん、北海道の皆様、一年間ご声援ありがとうございました。今年は、8月の北海道meijiカップで6年ぶりに予選を通れたことが一番の思い出となりました。今月の来季ツアーの出場権をかけた最終予選会(QT)は、通算6オーバーの66位でした。来季前半戦は下部ツアーが主戦場となります。

 実は、11月から腰痛に悩まされていました。前にかがんだり、寝るのもしんどくて。QTの3試合前から腰にテーピングを巻いてプレー。夜は連日、針治療をしていました。吐き気がするくらいピリピリしたQT独特の雰囲気の中、飛距離が大幅に落ちてしまい7ウッドで150ヤード、7アイアンで125ヤード。普段よりも20ヤードくらい飛ばなくて。スコアが伸ばし合いの展開では厳しかったですね。

 QTが終わった瞬間に「絶対に来年は勝ちたい」と思いました。こんな感情がわいたのは初めてでした。プロ10年目で一番きつい体調でこの成績。やりきった感はあって、気持ちも切り替えられています。24年はしっかりと体を整えたい。

 12月もプロアマ戦などのお仕事をしながら腰の治療は続けています。このオフは、2月頃までは体のケアに重点を置くつもりです。ここ数年、けがが長引いてきているので、けが予防のためのトレーニングも取り入れていきたい。

 来季初戦は4月の滋賀県でのステップアップツアーの予定です。前半戦はステップに集中して優勝争いをしたい。24年は20代最後の年ですが、いい30代を過ごすためのスタートの年にしたい。来年も温かいご声援、よろしくお願いします!(女子プロゴルファー)

 ◆藤田 光里(ふじた・ひかり)1994年9月26日、札幌市生まれ。29歳。3歳で父の故・孝幸氏の教えでゴルフを始め、西岡中3年から北海道女子アマチュア5連覇。飛鳥未来高卒。13年にプロテスト合格。14年は賞金ランク38位で初シード入り。15年はフジサンケイレディスで初優勝して同18位。17~22年はシードを逃した。165センチ、56キロ。家族は母と妹、弟。「AKRacing(エーケーレーシング)」所属。

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