2月にサウジアラビアで行われる欧州女子ツアー、サウジレディース国際(15~18日、同国・リヤドGC)に日本人が7選手出場予定であることが10日、分かった。今後、出場者が増える可能性がある。同ツアーのメンバー以外でも「世界ランク300位以内の資格」で参戦できることから、昨年も出場した笹生優花に加え、古江彩佳、西村優菜ら米ツアーを主戦場とする選手を中心に既にエントリー。昨季日本ツアーで2人合わせて5勝と活躍した岩井明愛(あきえ)、千怜(ちさと)の双子姉妹も出場意向を示し、24年の初戦となる。
同大会は賞金総額500万ドル(約7億円)と高額をかけて争われる。米、欧ツアーを兼ねた5大メジャーを除けば今季最高額となる。昨年は優勝したリディア・コ(ニュージーランド)が世界ランクに反映されるポイントで46ポイント(米ツアーの約70~80%、日本ツアーの約2・5倍)を加算するなど、規模の大きな大会として注目される。今夏のパリ五輪出場権(現状、日本からは2枠)は、6月末の世界ランクに基づく五輪ランクで決定するため、当該選手が上位に進出すれば、各国の代表争いにも影響を及ぼしそうだ。