24年初戦の渋野日向子は72で暫定53位「結果的にはイーブンだけど、自分の中では価値がある」


渋野日向子

渋野日向子

◆米女子プロゴルフツアー ホンダLPGA 第1日(タイ・サイアムCC=6576ヤード、パー72)

 ツアー本格参戦3年目を迎え、推薦出場で今季初戦となる渋野日向子(サントリー)は3バーディー、3ボギーの72でイーブンパー。暫定53位でホールアウトした。

 2番でピン左から約6メートルを沈めバーディーを先行させ、前半を1アンダーで折り返した。後半は4メートルのパーパットがカップを蹴られた11番で初ボギー、14番でもスコアを落とした。15番で第2打を1・5メートルに運んでスコアを戻すと、17番でボギー後の最終18番パー5で第3打を1メートルにつけてバーディーフィニッシュとなった。

 ラウンド後は中継局WOWOWのインタビューで「もったいないところも何個かあったのでそこは悔しいが、自分の気持ち的にはすごくいい一日だったと思える。攻めのゴルフはできなかったかもしれないけど、最後バーディーを取れて何とかイーブンだったので良かった」と総括した。

 気温36度の暑さで、我慢のゴルフとなる中でも15、18番で2度のバウンスバックに成功した。「取りたかったところで取れたので良かった。そのほか、パー5とかでなかなか取れなかった。アプローチで1メートルくらい(に寄せた)のを外したりというのもあってもったいないのも多かった」と振り返った。

 昨季はポイントランクで83位と、80位以内で得られるシード権を逃した。今季は再起に向け、上田桃子、吉田優利らのコーチを務める辻村明志(はるゆき)氏に弟子入りした。オフの取り組みを経ての初戦となり「グリーンを外れたショットとかでも、自分の中では去年より質がいいかなと思えるものも多かった。そこに関してはすごく前向きに捉えられていて、切り替えがすぐにできてアプローチに臨めた。結果的にはイーブンだけど、それよりも自分の中では価値がある」と明るく話した。

 ティーショットについても「最後まで風も強かったりして難しいと思う場面もあったけど、リズムなど自分のやるべきことを考えて最後まで振り抜けた」とした。第2日へ「まずは4日間を通して自分のやるべきことをできるように。まず1日目はクリアできたと思うので、それをあと3日続けたい」と前向きに語った。

最新のカテゴリー記事