小祝さくら「80点くらい。ショットがいい感じ」…強風の中7バーディーで2位浮上


通算7アンダーでホールアウトし、笑顔を見せる小祝さくら(カメラ・今西 淳)

通算7アンダーでホールアウトし、笑顔を見せる小祝さくら(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー 明治安田レディス 第2日(8日、高知・土佐CC=6273ヤード、パー72)

 14位から出た小祝さくら(25)=ニトリ=が7バーディー、1ダブルボギーの67で回り、通算7アンダーで首位と2打差の2位に浮上した。今季の新プレーヤーズ委員長が節目の通算10勝目と、単独4位以上でツアー史上年少3位(25歳330日)での生涯獲得賞金6億円突破を狙う。鈴木愛(29)=セールスフォース=が70で9アンダーの単独首位を守った。

 最大瞬間風速17・5メートルの強風が吹き荒れた土佐CCで小祝が追い風に乗った。前半の17番で4パットのダブルボギーも、後半に4バーディーを奪い、67で2位に浮上。「80点くらい。(マイナス20点は)4パットと風のジャッジミスがあった」と自己評価し「ショットがいい感じなのは良かった」と笑顔を見せた。

 今季から選手と日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の橋渡し役を担うプレーヤーズ委員長に、木村彩子(28)から引き継いで就任した。これまでリーダー役を務めたことは一度もなく「あまり向いてないかも」というが、「先輩たちに助けてもらいながら頑張りたい」と決意を込めた。

 今大会は6度目の出場で、昨年は3位。昨年7月ミネベアミツミレディス以来となる節目の10勝目が懸かり、今週単独4位以上なら横峯さくら(10年)、鈴木愛(19年)に続き年少3位での生涯6億円を突破する。「狭いホールが多いので、最後まで集中力を切らさないように」。女子プロのリーダーとなった小祝がトップの座を射止める。(岩原 正幸)

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