河本結復活へ2差4位好発進「ゴルフ脳を鍛えながら」攻めの姿勢「まだまだやれる」


河本結

河本結

◆女子プロゴルフツアー ヤマハレディース 第1日(28日、静岡・葛城GC山名C=6455ヤード、パー72)

 ツアー1勝の河本結(25)=リコー=が4バーディー、ボギーなしの68で回り、2打差の4位と好発進を決めた。課題のショットが好調で、攻めのコースマネジメントでのプレー。4年ぶりVへ収穫の一日となった。前週初Vの臼井麗香(25)=フリー=は5オーバーの107位と大きく出遅れた。小祝さくら(25)=ニトリ=が66をマークして単独首位に立った。

 河本が復活へ前進した。前半の10、14番ではピン1メートルにつけてのバーディー奪取。難コースでノーボギーのラウンドに「自分の打ちたい球が打てた」とうなずいた。トレードマークのリボンを大きく揺らしながら、後半は全てパーながら「バーディーはなかったですけど、良いゴルフだった」と納得の表情を浮かべた。

 近年はショットの不調に悩み、優勝争いから遠ざかっていた。だが、この日は納得いくスイングができ、攻めの姿勢を18ホールを通して貫いた。「自分のゴルフ脳を鍛えながら、試合をやっている」と話した。前週は同じ1998年度生まれ「黄金世代」の臼井が初V。「私たちでもまだまだやれる」と、自信と勇気をもらった。4年ぶりVへ雨予報の29日も、緻密(ちみつ)なプレーを武器に戦う。

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