藤田光里が母の誕生日に初の単独首位発進をプレゼント「良いスタートを切りたい、と思っていたので良かったです」


母・美香さんと優勝杯を手に笑顔の藤田光里

母・美香さんと優勝杯を手に笑顔の藤田光里

◆女子プロゴルフツアー ヤンマー・ハナサカ・レディース 第1日(4日、滋賀・琵琶湖CC=6482ヤード、パー72)

 下部のステップアップツアー、開幕戦初日が行われ、新婚でツアー1勝の藤田光里(29)=AK Racing=が5バーディー、1ボギーの68で回り、4アンダーで自身初の単独首位発進を決めた。

 1打差の2位に高久みなみ(23)、永嶋花音(22)、西山ゆかり(41)がつけた。

 藤田は前週のレギュラーツアー、ヤマハレディースの主催者推薦選考会を突破し、今季初戦として58位となった。昨季終盤から腰痛を抱えており、この日はフェアウェーキープ率64%、パーオン率67%。得意のショットが好調と言える状態ではなかったが「今日は、(当たりが)薄かったなと思ったのが前に跳ねてくれたり、ついてることが多かった」と振り返った。それでも、グリーン上で26パットとさえてスコアを伸ばした。「今日は母の誕生日で、そればかり気にして。良いスタートが切りたいと思っていたのでできたのでよかったです」とほほ笑みながら好プレーを見せた要因を明かした。運転など、ツアー転戦のサポートをしてくれる母・美香さんへ最高の誕生日プレゼントを届けた。

 2月6日に交際5年半の会社員と結婚した。「(昨年までよりも)フラットな気持ちで試合に臨めているかな、と思います。ゴルファーとしてやっていけたらいいな。温かい目で見て欲しいなと思います」と照れ笑い。レギュラー&ステップアップともに1勝の29歳が、ミセス初優勝を目指す。

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