中島啓太「すごく緊張。20点」の巨人戦始球式、菅野智之捕手に「感謝の気持ちでいっぱい」


始球式を務め、菅野智之(右)と握手する中島啓太(カメラ・宮崎 亮太)

始球式を務め、菅野智之(右)と握手する中島啓太(カメラ・宮崎 亮太)

◆JERAセ・リーグ 巨人―DeNA(5日・東京ドーム)

 男子ゴルフの昨季日本ツアー賞金王で、前週のヒーロー・インド・オープンで日本勢5人目の欧州ツアー制覇を果たした中島啓太(フリー)が始球式に登場。捕手は4日の中日戦で今季初先発初勝利を飾った菅野智之投手が務めた。

 2人は年末年始にハワイで2週間合同トレーニングを行った仲。「菅野さんに対してショートバウンドになってしまったので、すごく申し訳ない。受けていただいたので感謝の気持ちでいっぱい。(点数は)20点ぐらい」。そう話す表情からは幸福感がにじみ出た。

 大の巨人ファンの中島は、ゴルフボールにも入れている誕生日の「24」を背番号に、夢の舞台に立った。「すごく緊張した。今までにゴルフで感じたことがないような緊張感だった。本当に夢みたいな経験で、楽しかった」と話し、「ジャイアンツの日本一を心から祈っています。自分もいい成績でシーズンを終われるように頑張りたい」と大いに刺激を得た様子だった。

 この日身につけた赤と黄色のど派手なグローブは、菅野からハワイ合宿中にプレゼントされたものだった。「菅野さんがよく自分の試合を見てくれていたときに、3日目に黄色を着て、最終日に赤を着るシーンが何度かあったみたいで、それを覚えてくださっていて、この色で作ってくださった」という宝物を大切そうになでた。

 東京ドームのマウンドから見た景色は特別だった。「(野球は)たくさんの方に見られながらやっている。個人スポーツとチームスポーツで違うし、やっぱりチームの代表としてプレーされているので、かっこいいなと思った。ゴルフでも最終日最終組が打つ前だとか、始球式があっても面白いんじゃないかな」と笑顔で語った。

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