植竹希望「ギリギリまでゴルフをやりたい」 今大会後は「右股関節唇損傷」手術で長期休養


今大会出場後に右股関節手術で休養に入る植竹希望 (カメラ・豊田 秀一)

今大会出場後に右股関節手術で休養に入る植竹希望 (カメラ・豊田 秀一)

◆女子プロゴルフツアー KKT杯バンテリンレディス プロアマ戦(11日、熊本空港CC=6518ヤード、パー72)

 2022年大会覇者の植竹希望(サーフビバレッジ)が練習場で最終調整した。今大会終了後に「右股関節唇損傷」手術のため、長期休養に入ることを6日、自身のインスタグラムで発表。この日は現在の症状や、今月に予定している手術、今大会への思いについて語った。

 痛みが出始めたのは数年前だという。「椅子にずっと座り続けるということがしんどいときが多かった」。股関節唇損傷は、股関節の縁に付いている軟骨が損傷するけが。座ることや、足を90度以上曲げることにより、次第に損傷を起こしたという。「右の腰が痛かったが、ヘルニアとしか言われなかった。オフに詳しく検査をしてもらったら診断名がついた」と発覚までの過程を明かした。

 痛みにより思うようなプレーも、次第にできなくなったという。「痛くないように振って、スイングが崩れてしまった。長期間に渡って自己管理ができていなかった」と反省の思いを口にした。2年前に優勝したときより飛距離は20ヤード落ち、昨季はポイントランク97位と成績も低迷した。

 手術は今月24日に行うという。術後は半年以上のリハビリを要し、年内の競技復帰は困難。「QT(予選会)はエントリーする。クラブを握られるようになるには4か月くらい」と来季の推薦資格を得るために予選会参加を目標とする。痛みを抱えながらも今大会に出場するのは「出たいから。ギリギリまでゴルフをやりたい」という理由だと明るく話した。早くも今季最終戦となるが、復活へ弾みをつける大会とする。

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