◆米男子プロゴルフツアー メジャー初戦 マスターズ 第2日(12日、米ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC=7555ヤード、パー72)
【オーガスタ(米ジョージア州)12日】68位から出た、2021年大会覇者で13度目出場の松山英樹(LEXUS)は3バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの74で、通算6オーバーでホールアウトした。予選通過は後続の結果次第となる。
この日も強風が吹く中でのプレーとなった。ピンクのウェアを身につけた松山は1番で3メートルを沈めてパーで発進した。2番パー5で10メートル、フックラインのバーディーパットを決め、パトロン(観客)の声援に右手を軽く上げて応えた。3、4番は連続ボギー。4番パー3はグリーン手前のバンカーから2・5メートルに寄せたが、パーパットはカップ右に切れた。
6番パー3で3・5メートルを沈め、バーディーを奪った。8番パー5は第3打のショットがグリーン左奥へ、4オン2パットのボギーとなった。直後の9番で残り81ヤードから4メートルに運び、これを沈めてバーディー。前半をイーブンの36で折り返した。
10番は3メートルのパットを沈め、パーで耐えた。神様に祈るほど難しいとされる“アーメンコーナー”(11~13番)はいずれもパー。11番パー4では残り222ヤードのフェアウェーから第2打をピン右6・5メートルに運ぶ、好ショットも見せた。バーディーパットはカップ左を抜け、惜しくも決まらなかった。14番はピンまで30メートル近くから2パットでパーとした。16番パー3は22メートルから2パットでパー。最終18番は、ティーショットが左へ。ピン6メートルへ4オンとし、2パットで痛恨のダブルボギーで74となった。
松山は初日を76とし、トップと11打差の68位と出遅れた。「明日で終わらないように頑張りたい」。2度の3パットとグリーン上で苦しみ、パット数33で、89人中76位と低迷した。第1ラウンド(R)後は練習場で1時間の修正。40分をパットに費やし、ストロークをチェックして、反撃への準備を整えていた。
第2Rを73で終えたブライソン・デシャンボー(米国)、71のマックス・ホーマ(米国)、22年大会覇者で世界ランク1位のスコッティ・シェフラー(米国)が17番終了時点で通算6アンダーで首位に並んでいる。
大会歴代2位の5勝を誇る48歳のタイガー・ウッズ(米国)はこの日、計23ホールをプレー。第2Rを72で回り、通算1オーバー、首位と7打差の暫定21位で週末へ向かう。今回で歴代単独トップの出場24大会連続予選通過を決めている。