渋野日向子がメジャーで今季初の予選通過 「やっと今年のスタートラインに立てた」


◆米女子プロゴルフツアー 今季メジャー第1戦 シェブロン選手権 第2日(19日、米テキサス州カールトンウッズ・クラブ=6889ヤード、パー72)

 101位から出た渋野日向子(サントリー)は5バーディー、2ボギーの69と伸ばし、通算1オーバーで今季6試合目で初の予選通過を果たした。中継局のWOWOWの取材に応じ、「(カットラインは)気になりつつあったので、かなり緊張した。ちょっとでもその思いに勝てて良かった」と安心した表情を浮かべた。

 インから出て14番でバーディー先行とした。18番パー5でも伸ばして折り返した。「昨日3パットで悔しかった。チャンスをつかめるようにと思って、取れて良かった」。今大会初のロングホールでのバーディーで心にゆとりが生まれた。

 カットラインを1打下回って迎えた終盤の8パー5。グリーン手前からのバンカーショットを2メートルにつけた。これを沈めて予選通過圏内に浮上した。続く9番でも2メートルを沈めて、連続バーディーで締めくくった。「6番で3パットして悔しかったが、8番のパー5があると思って前向きには切り替えていた。そこはこれまでと違う」と気持ちでつかみ取った予選通過となった。

 今季はここまで5試合に出場。主催者推薦を受け、初戦となったホンダLPGAは予選カットがなかったが、ほかの4試合では全て2日間で競技を終えていた。18日の第1ラウンド後には「グリーンを狙うショットの精度があまりにもひどくて話にならない。本当にボロボロ」ともどかしさを口にしていたが、修正してこの日は3つ伸ばし、今季初のポイントを獲得した。「やっと今年のスタートラインに立てた。ちょっとでもこれを自信に頑張りたい。楽しみながら上を目指したい」と週末への思いを口にした。

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