古江彩佳、初のメジャー制覇に意欲「優勝を目指したい」 パリ五輪代表へも熱意「本当に出たい」


プロアマ戦に出場した古江彩佳(カメラ・今西 淳)

プロアマ戦に出場した古江彩佳(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ戦(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 ツアー通算7勝で米ツアー参戦3年目の古江彩佳(富士通)がプロアマ戦で最終調整した。ラウンド後に公式会見に臨み、「楽しみながら自分のゴルフができるように集中して、優勝を目指したい」と初のメジャー制覇へ意気込みを語った。

 日本ツアー参戦は今季初。前週も米国でプレーをし、4月30日の午前5時に帰国した。そのままコースへ向かい、18ホールの練習ラウンドを実施。「忙しくすることで時差(ボケ)が治りやすい」と疲労の色を見せなかった。今季は米ツアーで全10試合に出場。1週間の空き週と重なり、今大会への出場を決めた。「タフなスケジュールにはしているが、試合がしたい」と米国での休養よりも、国内メジャーでのプレーを選択した。

 今年と同じく東Cで開催された2021年大会は、8位と好成績を残した。だが、自身は「さっき8位で終わったというのを聞いて、まあまあ良かったんだなと。全然覚えてないです」と自然体で今大会に臨んでいる。「パターで最近苦しんでいる。気持ちの面だったり、ストロークができていなかったりするので、しっかり打っていきたい」とグリーン上が課題だと話した。メジャーの難セッティングへは「マネジメントを使ってゴルフをしたり、パーオンできなかったときに寄せてパーセーブしていきたい」と上位争いへのポイントを挙げた。

 今夏のパリ五輪代表にも強い思いを口にした。「本当に出たいと思っている。優勝すればジャンプアップもできる。(代表決定の)6月末までに優勝を1つでもしたい」。現状2つの代表枠を巡り、激しい争いが続いている。古江は4月29日時点の世界ランクで日本勢2番手の23位。代表圏内に位置しているが、3番手の笹生優花、4番手の山下美夢有(みゆう)との差はわずかだ。「ライバルより上にいくことで差もついていく」と上位フィニッシュへ燃えている。米ツアーポイントランク6位と好調の23歳が、日本で強さを示す。

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