2010年に58をマークして優勝した石川遼「いい思い出を更新したい」 2日から中日クラウンズ


ラウンドを終え引き揚げる石川遼(カメラ・谷口 健二)

ラウンドを終え引き揚げる石川遼(カメラ・谷口 健二)

 男子プロゴルフツアーの中日クラウンズは2日から4日間、愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で行われる。2010年大会最終日で58をマークして優勝した石川遼(CASIO)は1日、プロアマ戦終了後「あの時はまだ10代(18歳)でした。それから14年、もうそんなにたったか、という感じですね。いい思い出を更新したい」と笑顔を見せながら話した。

 石川は今大会と相性がいい。一昨年は第3日の7番で、昨年は第3日に4番でホールインワンを達成している。「ホールインワンは技術があっても入らない。運に恵まれています」と率直に話す。同一大会で3年連続ホールインワンを達成すればツアー史上(詳細な記録が残る1985年以降)初の快挙となる。

 今季、石川は開幕戦の東建ホームメートカップが41位。先週の先週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントは137位で予選落ちを喫した。予選ラウンド(2日、3日)は、先週優勝した25歳の桂川有人(国際スポーツ振興協会)、昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマ優勝を果たして今季からプロとしてツアーに本格参戦して8位、7位と好調の22歳の杉浦悠太(フリー)と勢いのある若手と同組で回る。「明日(2日)は焦らずに、アグレッシブにプレーしたい」。衝撃的な優勝から14年が過ぎ、32歳となった石川は冷静、かつ、意欲的に話した。

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