ジャンボのまな弟子・佐久間朱莉が67で単独首位発進 今季2度のV逸雪辱へ「1日でも早くリベンジを」


18番をパーセーブした佐久間朱莉。初日5アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)

18番をパーセーブした佐久間朱莉。初日5アンダーで単独首位に立った(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 初優勝を目指す佐久間朱莉(大東建託)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、単独首位発進を決めた。「出だしにボギーを打ってしまったが、そこで焦らずに4連続(バーディー)が来たので、すごく流れが良かった」とメジャーでの好スタートにうなずいた。

 インから出て10番をボギーとした。だが、12番で下り5メートルを沈めて勢いに乗った。13番で2メートル、14番で1メートル、15番でも3メートルを次々と入れて、4連続バーディーでスコアを伸ばした。後半に入ると、シビアなパーパットを打つ場面もあったが、切り抜けた。最終9番でも2メートルをねじ込み、トップで大会初日を終えた。

 4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでは、1打差2位で悔し涙を流した。前週のパナソニックオープンでも、首位で最終日を迎えながら7位に終わった。「先週の2日目にいいスコアが出せたので、自信にもつながっている。でも、悔しい思いもしているので、初日からいけたらと臨んでラウンドした」と気持ちを前面に出し、ビッグスコアにつなげた。

 昨年は、この大会で自身初の最終日最終組を経験した。東Cはほとんど回ったことがないというが、「このコースは難しい印象。(優勝スコアが)2ケタアンダーにはいくと思うので、毎日少なくても赤字に、と目標を立てている。少し貯金ができたかな」とわずかながら心にゆとりも生まれた。「1日でも早く(V逸の)リベンジをしたい。キャディーさんが火曜日(4月30日)に誕生日だった。思い入れが強い試合なので頑張りたい」。国内男子ツアー歴代最多94勝の尾崎将司率いるジャンボ軍団の一員が、静かに闘志を燃やしている。

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