佐久間朱莉は1打届かずまたも2位に涙 納得のプレーにも「勝てなかったら意味がない」


2番、ティーショット後に笑顔の佐久間朱莉(カメラ・今成 良輔)

2番、ティーショット後に笑顔の佐久間朱莉(カメラ・今成 良輔)

◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)

 4打差3位から出た佐久間朱莉(大東建託)は2バーディー、1ボギーの71と伸ばすも、通算7アンダーで1打届かず2位に終わった。取材対応中には悔し涙がこぼれた。「また勝てなかった。15番で(ボードを)見て、ここから2ついけたら面白いだろうなと思っていた。グリーン奥に外した17(番のボギー)がもったいないが、自分の思ったショット、パターのストロークはできた」と悔しさを見せながらも、納得の表情で話した。

 1番パー5でティーショットを左林に打ち込み、いきなり5メートルのパーパットが残るピンチに。下りのパットだったが、ねじ込み切り抜けた。その後もチャンスにつかない展開が続き11番までは全てパー。12番で10メートルのバーディーパットを沈めて、笑みを浮かべた。13番パー3では奥のラフからの第2打が止まらず、グリーンを出てしまった。10ヤードのアプローチはラインに乗ってカップに吸い込まれ、右拳を突き上げた。16番では第2打を50センチにつけて、首位と並ぶ8アンダーに。だが、17番で3メートルのパーパットを外し、2位に後退。最終18番もバーディーパットが入らず、敗戦が決まった。

 今季は4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでも1打差2位。前週のパナソニックオープンでも、首位で最終日を迎えながら7位と、優勝まであと一歩届かない試合が続いている。初Vへの思いは強く、納得いくプレーができた1日にも、「勝てなかったら意味がない」と自らに厳しい言葉をかけた。悔し涙を糧に、次週のRKB×三井松島レディス(10日開幕、福岡CC和白C)へ前を向いた。

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