プロアマ戦に出場した岩井千怜（左）と岩井明愛（カメラ・渡辺 了文）
◆女子プロゴルフツアー ＲＫＢ×三井松島レディス プロアマ（９日、福岡ＣＣ和白Ｃ＝６３０５ヤード、パー７２）
前年覇者の岩井千怜（ちさと、ホンダ）がプロアマ戦で最終調整後、大会への意気込みを語った。昨年大会では、双子の姉・明愛（あきえ、ホンダ）、山下美夢有（みゆう、加賀電子）との３人のプレーオフを制し、第２打で姉妹ともにドライバーを打つ「直ドラ」が話題を呼んだ。千怜は「戻ってきたなという感じ」と感想を述べ「去年のように盛り上げられたらいい」と誓った。
１０日の第１ラウンドは前年のプレーオフを戦った３人が同組となり、注目を集める。今季は開幕戦のダイキンオーキッドレディスで通算５勝目を挙げ、その後２位が２回あり、メルセデス・ランクは４位につける。「今週もいい調子のままきているので、準備して自分の力を発揮するだけ」。コース攻略については「ショートゲーム、１００ヤード以内の精度が大切になる」と見据えた。
また、最終日（１２日）は今年も「母の日」。千怜は「（姉妹で）ピンクを取り入れた（ウェアの）コーデを３日間するので楽しみ」と“母の日コーデ”で臨むと明かした。
〇…岩井姉妹の姉・明愛は昨年プレーオフで千怜に敗れ、２位。大会を前に今週着用するウェアについて「ピンクを身につけて、という感じですね。母に感謝しながら『ありがとう』の気持ちを持ってプレーしたい」と話した。昨年は試合後、「８割は悔しい。２割は千怜が勝ってうれしい」と振り返った。今年の大会に向け「リベンジの気持ち？ もちろん。去年悔しかったので、チャンスがあれば優勝を狙っていきたい」と言葉に力を込めた。