片岡尚之、「久しぶりに解放した」強気のパットで攻めて首位発進!…1差でV逸前週のリベンジ狙う


10番、ティーショットを放つ片岡尚之

10番、ティーショットを放つ片岡尚之

◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第1日(9日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)

 ツアー唯一のステーブルフォード方式の大会が開幕した。ツアー1勝の片岡尚之(26)=CS Technologies=が8バーディー、1ボギーの65で15点とし、自身2度目の首位発進を決めた。パターの名手で、強気のパットでポイントを積み上げた。2週連続Vを狙う米沢蓮(24)=ティ・エム・プラテック=は95位と出遅れた。

 得意のパッティングで流れをつかんだ。片岡は出だしの10番で第1打を大きく曲げてOB。打ち直しの第3打もバンカーに入れた。ダブルボギーを覚悟してもおかしくない状況で、最後は4メートルのパットをねじ込み、ボギーで耐えた。「ボギーで収まってくれて、一日流れ的に良かったかな」。ボギーパットが、その後の8バーディーにつながった。

 1ラウンドの平均パット数で、2季連続最少を記録するパターの名手。近年はジャストタッチで打つが、ポイント制の今大会は「ショートするともったいない。久しぶりに解放した」と強気に振り、9番では15メートルを沈めた。

 前週の中日クラウンズでは1打差2位。「先週みたいなことはないようにしたい」との思いをプレーに込める。21年の自身初優勝時はセルフプレーで、今大会はキャディーが同行している。「(優勝の)喜びを分かち合ったことがないので、今週は分かち合えれば」と3年ぶりの優勝に意欲を見せた。得意のグリーンで攻め続ける。(富張 萌黄)

 ◆ステーブルフォード方式 アルバトロス8点、イーグル5点、バーディー2点、パー0点、ボギーがマイナス1点、ダブルボギー以上またはホールアウトしない選手はマイナス3点とスコアを得点化して順位を競う。良いスコアほど得点が高く、大たたきしても3点しか失わないため、攻撃的なゴルフが展開される。

最新のカテゴリー記事