◆男子プロゴルフツアー バイ・ザ・プレーヤーズ 第2日(10日、群馬・ザ・クラブゴルフビレッジ=7172ヤード、パー72)
首位と9点差の49位から出た平本世中(せじゅん、フリー)は8バーディー、2ボギーの66で回り、通算20点と伸ばし、4位でホールアウトした。
インから出て11番でボギー先行も、12番で取り返した。16番でも落としたが、再びバウンスバック。後半に入ると猛チャージをかけ、計8つのバーディーを奪い上位に浮上した。「5メートルのパットが入っていた。マネジメントもできていた」とうなずいた。
前週の中日クラウンズでは同学年の米沢蓮がツアー初優勝。22年の河本力に次いで、世代2人目のチャンピオンとなった。「刺激になる。次は自分が優勝してやるという気持ちはあるが、まずは自分のゴルフをしっかりやるように」と静かに初優勝への闘志を燃やしている。昨年のメジャー、日本オープンでは単独首位で最終日を迎えるも、3位に終わった。「1勝目、あるいは2勝目が日本オープンになればいいな」と雪辱にも意欲をのぞかせた。
この日は「ドラえもん」がプリントされたウェアを着用。作者の藤子・F・不二雄さん生誕90周年にちなんだもので、ほかにも「パーマン」、「キテレツ大百科」をモチーフにしているものもあるという。「かわいくて今月はよく着ている。ドラえもんのときは調子がいい」と笑った24歳。週末へ「楽しく回ることを意識しながら、自分のゴルフをして、最終的には優勝できれば」と意気込みを語った。