河本結、大会コース記録タイの65で暫定首位 好スコアの要因は「頑張らないことを意識」


9番ティーショットを放ち歓声に応える河本結。初日7アンダーの好スコアをマークした(カメラ・今西 淳)

9番ティーショットを放ち歓声に応える河本結。初日7アンダーの好スコアをマークした(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 大1日(16日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=6731ヤード、パー72)

 ツアー1勝の河本結(リコー)が8バーディー、1ボギーで大会コース記録に並ぶ65をマークし、暫定首位に立っている。1番で5メートルのスライスラインを決めると、3番まで3連続バーディーと好発進。その後もバーディーを積み重ね絶好のスタートを切った。

 午前7時50分スタート予定が、直前に雨脚が強まり、1時間44分の中断となった。「スタートしていないかったのがラッキー」と前向きに捉え、心を新たにティーグラウンドへ向かった。前週のRKB×三井松島レディスは「優勝したい気持ちが強すぎて、力んでいた」とショット練習を多くしたことにより、右足首も痛めたという。その反省から「とにかく頑張らないことを意識」してのプレーを心がけたという。「目標を達成できていい1日だった」と充実の表情で振り返った。

 勝利への思いが強くなったのは、周りからの期待が増えたからだという。今季は11試合に出場し、5度のトップ10入りと好調。それに伴い、ファンや関係者から優勝を求める声が増えた。「SNSのコメント数が去年の倍くらいに増えた。いいコメントがいっぱいでうれしい」と周囲の応援を力に変えている。5年ぶりVへの思いはあるが、「何位であろうが自分の一打に集中して、頑張らない。勝手に優勝を目指すし、バーディーを取りにいくけど、頑張らないことを意識したい」と残り3日間も自然体のプレーを心がける。

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