笹生優花、また日本勢の歴史を更新へ「今週もチャンスをつくれれば」 全米女子プロでメジャー2度目Vに続き連勝狙う


 米女子プロゴルフツアーのメジャー第3戦、全米女子プロ選手権は20日から4日間、ワシントン州のサハリーCC(6731ヤード、パー72)で行われる。同第2戦の全米女子オープン(5月30日~2日)で3年ぶり2度目の優勝を果たした笹生優花(23)=フリー=は18日、現地で記者会見に臨み、日本勢初のメジャー連勝に意欲を見せた。今大会後の世界ランクを基にした五輪ランクでパリ五輪代表が決定。日本勢は上位2人の出場が見込まれ「当確」の笹生に次ぐ2番手争いは大混戦となっている。

 初日の20日に23歳の誕生日を迎える笹生は、今大会の“主役”だ。大会公式会見に呼ばれた笹生は「メジャーに勝つのは本当に難しいが、今週もチャンスをつくれれば」とメジャー連勝へ意欲を語った。

 3週前の全米女子オープンで3年ぶり2度目の優勝。男女を通じて日本勢初となるメジャー複数回制覇を果たした。今週も、メジャー3勝目&連勝という日本勢初の快挙を目指す。

 18日(日本時間19日)に発表された予選ラウンドの組み合わせでは、今季限りで引退するも先週のメイヤー・クラシックで2位と好調で挑む飛ばし屋のレキシー・トンプソン(米国)、メジャー2勝の高真栄(韓国)と実力者と一緒の注目組に入った。先週は休養し、調整した笹生は「しっかり寝て、体も気持ちも回復した」とリラックスした表情で話した。

 サハリーCCは、高い木に囲まれた難コース。笹生は「(フェアウェーが)すごく狭い。ドライバーショットの安定が重要になる」と警戒する。プロアマ戦ではアマチュアと談笑しながらコースを丁寧に確認した。

 同コースで行われた16年大会の優勝スコアは通算6アンダーだった。今大会も、バーディーラッシュというよりも、確実にパーセーブを重ねることが求められる我慢比べとなりそうだ。同じくタフな戦いの全米女子オープンを2度も勝った笹生にとっては望むところだろう。笹生は再び、歴史的な勝利を狙う。

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