「れいちぇる」臼井麗香、「心強い」片山晋呉キャディーと3アンダー69の好発進 


12番ティーで片山晋呉キャディー(左)のアドバイスを聞く臼井麗香。初日3アンダーでホールアウトした(カメラ・今西  淳)

12番ティーで片山晋呉キャディー(左)のアドバイスを聞く臼井麗香。初日3アンダーでホールアウトした(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 第1日(20日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)

 ツアー1勝の「れいちぇる」こと臼井麗香(フリー)は5バーディー、2ボギーの69で回り、暫定5位と好発進を決めた。「バーディーが先行してくれて良かった。途中、我慢のホールが続いたが、バーディーで上がれてすごく良かった」と納得の表情を見せた。

 今週はキャディーに男子ツアー31勝の片山晋呉を起用。「できるだけ晋呉さんのアドバイスを聞くようにした」と永久シード保持者の意見に耳を傾けた。ともに印象的だったのは、最終ホールの18番パー5だという。残り55ヤードの第3打はカップの真横にピタリ。片山は「うるっときた。よくぞ俺の思った通りに打ってくれた」とパターを渡す際には「ありがとう」というほど感動したショットになったという。臼井は「思った距離より2ヤード足した方がいいというアドバイスで、ぴったりついた」と的確な助言を味方に、会心の一打とした。

 今大会は6年連続出場となる臼井。これまでは4度の予選落ちと苦手意識の強い試合だが、片山がキャディーを務め、「心強い」と例年とは違う心境で臨めている。「晋呉さんはポジティブなことしか言わない。コースを広く使ってアドバイスしてくれて回りやすい」とうなずいた。最高の相棒とともに、残り3日も二人三脚で挑む。

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