◆米女子プロゴルフツアー メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第1日(20日、米ワシントン州サハリーCC=6731ヤード、パー72)
3週前の全米女子オープンで2位の渋野日向子(サントリー)は第1ラウンドを4バーディー、2ボギーの2アンダー、70で回り、トップと2打差の暫定4位でホールアウトした。
午後組のスタートとなった渋野は5番パー3で3メートルのパーパットを残したが、これを沈めてパーで切り抜けると、6番パー5で2オンに成功し、バーディーを奪った。8番で1メートルのパーパットを外し、ボギーを喫した。
後半に入り、10番でティーショットでミスが出て林からの第2打が木の枝にあたり、バンカーへ。最後は3メートルのボギーパットを沈め、しのいだ。14番で4メートルのバーディーパットを沈めると、15番では10メートル近くの長いパットを決めて連続バーディー。最終18番パー5で第3打をピンそばにつけてバーディーで締めくくった。
ラウンド後は中継局WOWOWのインタビューで「ショットはそんなに悪くなかったというか、むしろ良かった感じだった。前半でバーディーがどこかで、きてくれればという(感じで)1個きてくれたが、そこからオーバーにしてしまった。かなり難しい流れが途中はきたが、あきらめずにバーディーを取れて良かった」と振り返った。
6番の初バーディーの場面については「ぎりぎり2オンを狙えるかどうかのところだったので、しっかり振って乗ればいいなと思っていたのが乗って、バーディーを取れて良かった」とした。
後半の14番から2連続バーディーと盛り返し「まず、10番がナイスボギーだったと思う。ダボを打ってもおかしくないような感じだったけど、そこからしっかり切り替えることができた。いつか(バーディーが)きてくれればという中で14番で取れて、15番も長いのが入ってくれて良かった」と語った。
フェアウェーの狙い所が狭いのがこのコースの特徴であり「すごく狭いから、ちょっとメンタル的にも怖いなと思う部分はあるけど、そこをしっかり気持ちで負けないようにと思って、最後まで振れていたと思う」とうなずいた。クラブの判断についても「悩むことが今日は多かったと思うので、ジャッジが違う所もあったかと思うけど、大きなミスにはなっていなかったと思うので、まず今日のジャッジとしてはOKだった」と及第点とした。
18番をバーディーで締め「行ってみたらディボットではあったが、砂が詰まっているような感じではなかったので、大丈夫かなと思ってしっかり振れたので良かった」と振り返り、午前スタートの第2日へ「なかなか今日のような感じのゴルフができるとは限らないので、しっかり気を引き締めて、また切り替えて頑張りたい」と前向きに話した。