「今の楽しみがご飯しかない。日本食最高」海外志向のない小祝さくら


今季2勝目を挙げ、笑顔でトロフィーを手にする小祝さくら(カメラ・今西 淳)

今季2勝目を挙げ、笑顔でトロフィーを手にする小祝さくら(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー アース・モンダミンカップ 最終日(24日、千葉・カメリアヒルズCC=6688ヤード、パー72)

 降雨によるコンディション不良のため順延となった最終ラウンドが行われ、6打差の単独首位から出た小祝さくら(ニトリ)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算16アンダーで逃げ切った。3月のヤマハレディース以来、今季2勝目。本格参戦した18年の開幕戦から海外メジャーを含め222試合連続出場で、ツアー11勝目を手にした。優勝賞賞金5400万円を獲得し、26歳70日と年少3番目での生涯獲得賞金7億円突破を果たした。

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 ツアーで活躍する選手の多くが米ツアー挑戦を目指すが、小祝には全く海外志向がない。理由は「今の楽しみがご飯しかない。毎週おいしいご飯を楽しみに頑張っている。日本食最高」。ベストキャディー賞で100万円を獲得した小畑氏から「おごってあげようか」と言われると、「魚だったら何でもいい」というほどの魚好き。しかし、今大会期間中は「イタリア料理がおいしかった。すごいおいしい店があって、チーズリゾットオムハヤシを3回連続で食べた」。真顔のまさかの珍回答に会見場が笑いに包まれた。ストイックでかつ不思議ちゃん。ギャップも魅力の一つだ。まだまだ日本で独特の“ほんわか小祝ワールド”を見せてくれるだろう。(富張 萌黄)

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